杉診サロン 第1回~第4回

四区だより(杉並中小企業診断士会)

NPO法人杉並中小企業診断士会

NPO法人杉並中小企業診断士会は、「会員の診断スキル向上と情報交換の場を設け、当会運営状況に関する情報提供を行い、会員相互の親睦を図ること」を目的として今年度から新たな取組みとして「杉診サロン」を定例的に開催しています。杉診サロンでは、毎回、各界の専門家を講師に招き、今日的なテーマについての講演、質疑応答を行います。終了後には、事業部長が杉並診断士会理事会等の決定事項や今後の行事予定について報告し、杉診会員間で情報共有化を図っています。これまでの杉診サロンの概要を紹介すると以下のとおりとなります。

1.第1回杉診サロン(6月5日(金)午後6時半~、出席者:25名 )

(1)講師:NPO法人杉並中小企業診断士会 理事長 味香 興郎氏(2)テーマ:企業再生と支援事例について

(3)内容:サラリーマン時代から、企業再生を手掛けている講師が、再生事例を取り上げながら、会社は、継続企業体であり、また、会社は社長次第である。コンサルタントとしては、(i)経営基本の徹底、(ii)労務関係の見直し、(iii)業務・事業・財務のリストラを実施しながら、社員をいかにやる気にさせるかが肝要と話された。

2.第2回杉診サロン(7月3日(金)午後6時30分~、出席者:25名 )

(1)講師:マーケティング・コミュニケーション研究所 所長 松倉 卓氏(2)テーマ:オリジナル開発プログラム活用による経営戦略再構築支援

(3)内容:講師は、今年3月まで5年間、専修大学の客員教授として教鞭をとられた。

講演は、「戦略的経営計画・作成支援プログラム」を基に、(i)経営指針の作成、(ii)BSC(バランススコアカード)、(iii)CS (顧客)調査、(iv)SEO(HP検索で第1位か、2位で検索・表示できる)対策を話された。そのプログラムは、「総資本営業利益率」等指標がグラフ化されるため、診断士業務に活用可能と高い関心が示された。

3.第3回杉診サロン(9月4日(金)午後6時30分~、出席者:25名 )

(1)講師: 日本POPサミット協会 副会長 鐵倉 れい子氏(2)テーマ:売上高増につながるPOPづくり

(3)内容:前半は、POP(お客様が買い物をする場所での広告宣伝)の内容について説明され、後半は、売上増に欠かせない手描きPOPづくりについて、望ましいペンの使い方や文字の書き方について説明された。講師は、「POPづくりで大切なことは、センス(才能)ではなくルールであり、真似をすることだ」と強調された。

4.第4回杉診サロン(11月6日(金)午後6時30分~、出席者:25名 )

(1)講師:NPO法人杉並中小企業診断士会 副理事長 伊藤 恭氏(2)テーマ:最新フランチャイズ事情

(3)内容:講師は、フランチャイズコンサルタントの第一人者である。前半は、フランチャイズの定義からはじまり、セブンイレブン等のトラブル事件の背景説明、さらに診断士として、(i)本部設立(オリジナリティーがあること、収益性が高いこと等)、(ii)加盟相談(自己責任の原則、アドバイスのポイント等)などの指導・相談の際の注意点を話された。