商店街支援について思うこと(松ノ木八幡通り商店会)
船越 敏万
平成20年8月に杉並区から松ノ木八幡通り商店会のアドバイザー派遣の委嘱を受け、商店街支援に取組んできました。引き受けた当初は、私自身、どのような支援ができるのかわからず、元気の良い商店街について本を読んで勉強をしました。その結果、キーポイントが3つあることが解りました。その第一は、商店街として地域に対してどのような貢献(サービス)ができるのか明確にすること、第二にお客様に対していかに魅力ある商品・サービスを提供できるのかが重要な点であり、第三は、情熱ある役員のリーダーシップの発揮だと思います。そのためには、まず商店街としての理念を確立ことだと思います。次にはその理念に基づき、着実な事業計画を立て、地道に実施していく必要があると思います。要は、一般企業でも同じことですが、必要な事柄について着実に実施していくことだと思います。商売の方は、商店会の人がプロですので、外から、客観的に方向性なり解決策をアドバイスしていくことの重要性を感じました。
松ノ木八幡通り商店会は小規模な商店街ですが、前述の要件を満たしています。役員会の中でも、真剣な議論がされています。昨年10月には、ホームページができあがりました。さらに昨年12月の年末ガラポンくじ引き大会では、八百屋がない商店街の長年の課題であった産地直売市を開催することができました。杉並区の支援もさることながら、商店会として一致団結して取り組んだ結果だと思っています。