妙法寺商店会について
中村 實
妙法寺商店会には、2008年5月から2年間、アドバイザーとして活動をして来た。文字どうり、この商店街は地理的中心に「妙法寺」が位置している。
妙法寺は、昔から、江戸庶民の中で『堀之内のおそっさま』と言われ、厄除けのお寺として全国から大勢の参詣者で賑わった。現在でも、全国各地から数多くの方々が『おそっさま』にお参りし、厄を除いてもらおうとする方が参詣している。ただし、昨今は、正月、3の日(3日・13日・23日)の縁日以外は、昔ほどの人出はなくなって来ている。
また、商店会としても、この何年かは、本格的な企画やイベントをしていなかった。2008年に、商店会の新体制で山田会長が就任し、商店会の活性化に取組むことになった。杉並区のアドバイザー派遣を申込まれ、私が担当する事になった。支援してきた内容を下記にまとめる。
1.2008年度の実施内容
【主に勉強会をして、今後の企画に活かす工夫をした】
(1)現状の把握
定例会の出席者から意見を聞く。来街者アンケートの実施・アンケート分析
(2)商店街活性化の事例紹介
(3)歳末大売り出し(12月):杉商連の企画に参加して、イベントを体験した。
(4)「元気を出せ!商店街事業」の検討(次年度)
2.2009年度の実施内容
【商店街イベントの実施】
(1)「妙法寺夏のふれあい祭り」(元気を出せ!商店街事業)の実施
ア.日時 :7月5日(日)11:00~14:00
イ.場所 :妙法寺境内(杉並区堀之内厄除け祖師妙法寺)
ウ.内容 :手打ちそば(実演と体験)、お抹茶体験、箏演奏、冠二郎さんの特別出演、子供達のチアリーディング等のイベント、商店会員の模擬店10店舗の参加もあり、盛況だった。協力者は207人、来場者は約2,000人。
(2)「妙法寺 歳末大売出し」(元気を出せ!商店街事業)の実施
・期間 :12月1日(火)~14日(月)
・内容 :抽選は、特等(明治座招待券)、1等(魚沼産の米5kg)、2~4等まである。なお、4等は、本来、ハズレであるが、50円のクジとしており、空クジがなく好評だった。
3.妙法寺商店会の今後
この商店街は、会長の統率力があり、まとまっている。また、陰で支える婦人部の力が大きいのも特徴である。2009年度のイベントの実施で実績ができ、自信もついたようである。本年も昨年同様に「元気を出せ!商店街事業」を活用したイベントを展開予定である。